全青税委員長の水野です。
台風が迫る10月4日・・・
嵐の前の静けさとばかりに、秋の青空が広がる中、全青税理事会と韓国税務士考試会との勉強会が開催されました。
勉強会が3時から予定されているため、12時45分からの2時間という限られた時間で開催された理事会ですが、今回も審議2件、報告6件、協議2件と盛りだくさんの内容でした。名古屋からは濱田会長以下13名の参加となりました。
いつも通り、内容詳細は理事会での報告といたします。
続けて開催された勉強会では、会場いっぱいの日韓会員が詰めかけて熱い議論が交されました。
勉強会風景
内容としては、「日韓両国の税務調査比較」というテーマで、税務調査と争訟手続きを比較するものでした。
http://www.aozei.com/kokusai.html
2010年の第一回勉強会から、すべての勉強会を見てきましたが、毎回、通訳を入れながらの質疑は本当に時間がかかります。運営は本当に大変だと思います。
勉強会前に余裕の表情の森国際部長(東京)は名古屋市出身です!
韓国は、日本で達成できなかった「納税者権利憲章」が導入されています。税務調査にあたり、税務署から納税者にその権利を読み聞かせるそうです。
考えてみれば刑事事件でも行われることで当たり前のことですが、日本では「納税者に権利がない」なんていう権力者がいるみたいなので、そういう意味では韓国が先を行っていますね。
【資料・日本語版】日本と韓国でそれぞれ資料作成しています!
もちろんハングル版もあります。
また日本でも国税通則法改正により、白色申告者の「二重の前置」が改正されました。異議申立を不服申立および訴訟より先に経なければならなかった改正前より納税者にとって便利になったのですが、韓国では以前から異議申立(意義申請)は選択制だったようです。(不服申立に相当する「審判請求」を経なければ訴訟できない点は改正後の日本と一緒です。)ここも進んでいますね。
日本も当たり前のことが当たり前にできるような制度になって欲しいものです。
熱気あふれる勉強会の後は楽しく懇親会を行い、長い夜は更けていくのでした。。。
懇親会の乾杯は我らが濱田会長!
次回理事会は千葉シンポ前の開催です。
また、来年の勉強会はSeoulでの開催です!祝福が欲しいのなら、韓国に羽ばたけウルトラSeoul!!


