令和8年9月1日(火)、ウインクあいち1103会議室にて、「持株会社における税務・法務の論点」と題した研修会を開催しました。
今回講師を務めていただいたのは、会社オーナーへの資本政策や事業承継コンサルティングを専門とされている佐竹善安氏です。
佐竹氏は、名古屋の大手税理士法人において、これまで累計300社以上の会社オーナーへの支援に携わり、現在も資本政策や事業承継を中心としたコンサルティング業務をメインに行われています。今回は、そんな豊富な実務経験をお持ちの佐竹氏から、持株会社化における主要な税務・法務のスキームや、実務上気を付けるべきポイントについて詳しく解説していただきました。
近年、顧問先から「銀行からホールディングス化を提案されている」といった相談を受ける機会も増えているように感じます。私自身もここ数年、そのような相談を受けたことがありますが、税務上のメリットだけを考えると、必ずしも積極的に持株会社化を勧めるべきケースばかりではないと感じていました。そのため、当事務所の顧問先では、実際にホールディングス化を行ったケースはこれまでありません。
今回の研修を受けて改めて感じたのは、「ホールディングス化」と一言でいっても、その方法や目的によってさまざまなパターンがあるということ、そして税務だけでは見えてこなかったメリットが、法務や資本政策、事業承継、経営管理といった別の視点から見ることで生まれるケースもあるということです。一方で、当然ながらデメリットや注意すべき点もあり、慎重な検討が必要であることも学びました。
普段はどうしても税務の視点から考えることが多い税理士ですが、今回は少し違った角度から持株会社化について学ぶことができ、とても有意義な研修となりました。今後、顧問先から同様の相談を受けた際には、「節税になるかどうか」だけで判断するのではなく、会社の将来やオーナーの考え方も踏まえながら、多角的に検討していきたいと思います。
最後になりましたが、ご多忙の中、貴重なお話をしていただいた佐竹善安氏に、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
研修委員 安部圭祐






































