2020年12月14日月曜日

岐阜青税ゴルフコンペ

 

「お、OK・・・かなぁ・・・」「あーもう、OKOK!」

 

グリーン中央あたりでおかしな探り合いをしているのは、本来1グリップOKといわれるローカルルールを、4人が拡大解釈しはじめているせいだろう。それほど遠くないはずのパットだったのだが、ここ2-3ホールのスコアが振るわない僕にとってこのOKという声は、もはや小さな救いとなっていた。


11月下旬のとある金曜日、紅葉に彩られた岐阜関カントリークラブの東コースに僕は立っていた。毎年恒例、岐阜青年税理士連盟が主催するゴルフコンペは、寒いと思って着込んできた冬のゴルフウェアがお荷物となるほどに、風もなく穏やかな陽光が差していた。


岐阜青税の皆さんにも徐々に見覚えがある顔が増えてきた。お久しぶり、調子はどうですかと自然に言葉を交わすことができることがなぜか嬉しい。密を避けて活動してきた今年度ならではの小さな感動、なんでもないようなことが幸せだったのだと今あらためて思う。


山木田会長の始球式が金色の羽根を広げて、コンペがスタートした。名古屋青税を代表して木下副会長と参加した僕の組は、岐阜青税の山木田会長と髙井副会長の4人。年齢不詳のキャディさんの緩いリードも手伝って、終始穏やかな雰囲気の中、若干後ろの組に追いかけられ
る形でホールを消費していく。

前半9ホールのみでコンペの順位を出し、表彰式は自粛というスタイルで感染対策が取られている。前日の練習場ではあんなにまっすぐ飛んでいた僕の打球は、大げさな音だけを残し、打ったそばから見失う。視界に入らない方向に飛んでいく打球。そう、いわゆる平常運転だ。


道中はお互いの青税活動について情報交換が弾む。いや、弾むと言っても思うような活動ができないもどかしさは同じであろう。それでもこうしたゴルフコンペが開催できているという事実に、少し勇気を貰えた気がする。

近隣青税同士、刺激し合い、認め合う関係をこれからも続けていきたい。岐阜青税のみなさん、ご招待いただきありがとうございました。

 

 会長 山本祥嗣