2014年5月7日水曜日

全国青年税理士連盟 仙台ミーティングレポート

全青税委員長の妹尾です。こんにちは。

かなり時が経ってしまいましたが、
3月に開催された全青税 仙台ミーティングの模様をレポートします。

全国青年税理士連盟(全国青税)「仙台ミーティング」が、
平成26年3月21日(金)、22日(土)に開催されました。

二日間で合計8時間のミーティングです。全国から30数名の青税会員が集結し、納税者
の権利擁護を目指して、あるべき税理士制度の確立に向けた熱い議論を交わしました。
今回は「税理士法」がテーマです。ミーティング冒頭の全体会では、直前(3月20日)に成
立した税理士法改正、特に税理士法3条(税理士の資格)の改正経緯と今後予想される
各業界の動向を確認し、その後3つの分科会に分かれて其々のテーマごとに議論が交
わされました。


分科会のテーマは①税理士の資格、②税理士の使命、③無償独占の3つで、ミーティン
グ最後に、各分科会で検討、整理した内容の発表を行いました。ミーティングの議論はレ
ポートが作成され、全国青税HP(http://www.aozei.com/)に掲載される予定です。


私は③無償独占(税理士法52条及び税理士法基本通達2-1)の分科会に参加しました。
まず、国が取り締るために生まれたとされる無償独占の歴史背景を確認し、その必要性
について検討を行いました。“有償独占”ではダメか、“名称独占”ではダメか、無償独占
である理由は何か。業界のエゴでなく、納税者にとって有益な制度は何かを議論しまし
た。他士業の業務に有償独占が多い中、なぜ税理士業務が無償であるのかを考える良
い機会となりました。議論の末、やはり無償独占は必要であるとの結論に達しました。扱
っているのが国の財政を支える税金であり、脱税等により被害を受けるのは、ひいては
国民ひとりひとりであることがその大きな理由です。一向になくならないニセ税理士の問
題、不動産業者や金融機関等が営業ツールとして税制を利用している実情をメンバーそ
れぞれの経験を交えて意見交換し、自分の知らない世界があるものだと感心すると共に、
無償独占の必要性を改めて感じました。無償独占が必要であるとの結論を導き出すと同
時に、税理士会及び税理士個々人が更なる努力と意欲をもって発展発達していかなくて
はならないことも認識しました w)・・w)他の分科会の報告は、また別の参加者にアップし
てもらう予定でいます。


余談ですが、「税理士業務」の範囲って難しいですよね。考えたことあります?税理士とし
て仕事する分にはまったく意識しないのですが、考えるとグレーゾーン多いです。特に税
務相談。税制改正により一般サラリーマンならこれくらい増税って話をアナウンサーがニ
ュースで説明するのはOK。ハウスメーカーの営業マンがモデルケースを使って住宅ロー
ン控除の説明するのはOK。で、その人の給与を聞いて「じゃあ貴方なら控除額はいくら
です」と計算すると税理士法違反です。要は「個別具体的」であるか否かって話です。ち
なみに税理士事務所職員が家族にそんな説明しても違反ですよね。考え出すとキリがな
い。はい、余談でした。

さてさて、ミーティング後の懇親会のお話も少し。仙台ったら牛タンですよね。居酒屋さん
でしたが牛タン食べ放題でした。が、固い…。当たり前かもしれませんが専門店とは違う
ようです。次の日に牛タン専門店で口直ししました。専門店は、美味い!名古屋にも出店
してくんないかなぁ。で、懇親会2次会は「凱旋門ビル」の中のお店へ。仙台で凱旋門ビル
といえばタクシーで通じるようです。


名古屋で言えばナナちゃん人形みたいなもんか!?…違うか。

また全国青税で作成するミーティングのレポートが完成したらお知らせします。